シーズン24お疲れさまでした。今回使用した構築をまとめましたので紹介します。
■使用構築
■最終結果
・TN：Xn 最終34位/レート2061
■構築経緯
・レギュHは伝説やパラドックスの出禁により、全体的に火力と素早さが低下している。このことから積み技をしやすく、一度素早さを上げてしまえばだいたい上を取れると考え、以下２つの軸をベースに構築を考えることにした。
①竜舞飛行テラスカイリュー軸。そのアシストとして毒菱、スカーフトリック、ステルスロックを合わせた。
②カイリューでは対処しづらい高耐久(ヘイラッシャ、アーマーガア)に投げていくために、お墓参りの通りの良さに着目してイダイトウをもう一つの軸にした。全抜きを狙うため、起点を作って高速移動をする。
・毒菱、スカーフトリック要員として、レギュH環境でトップクラスの素早さであり、変幻自在の耐性変化によって対応幅のあるマスカーニャを採用。
・ステルスロック要員として、持ち前の耐久と持久力により比較的安定して仕事ができるブリジュラスを採用。
・イダイトウの起点作成要員として必要と感じたのは、火力下げと行動制限。火力下げについては即効性があり自主退場してすぐにイダイトウに繋ぐことができる置き土産が最適と判断。イダイトウは対面のポケモンが弱っていれば十分なので壁を張ることは不要と考えている。行動制限については電磁波での素早さダウン、挑発による展開阻止を選択。さらにイダイトウが相手したくないノーマルタイプ(特にノーマルテラス赫月ガチグマ)への選出抑制を期待し、格闘タイプであるエルレイドを採用。
・ラスト１枠は全体的にあまり相手をしたくないサーフゴーの選出抑制、および受けループに出していける枠としてドドゲザンとサザンドラを使いまわしていたが、ドドゲザン入りで多く回していたため、今回はドドゲザンを紹介する。
■個別紹介(展開順意識の順番です)
※H：C特化ブリジュラスの流星群を最大乱数以外耐え
S：ミラー意識、トリック後も上を取れる範囲を広げるために最速
D：B<Dでダウンロード対策
・毒菱、スカーフトリック要員。変幻自在による耐性変化で低い耐久を半減相性にして補えることを評価。
・最初はオオニューラを要員として検討していたが、サーフゴーを誘いやすいことからトリックが不発になること、低い耐久であることから行動保証があまり無い点を踏まえて採用を見送りにした。
・HPに振り切ることでブリジュラスにトリックをした後、流星群で落ちてしまうことを防いでいる。
・技構成に関しては、毒菱とトリック、マスカーニャミラーで上から撃てれば試合を3対2で始められる蜻蛉返り。ラスト１つはトリックした後のことを考えると叩き落とすは居座られたときにスカーフを落としてしまう恐れがあり、また相手のブリジュラスの持久力を発動させてしまって不利展開になることから不採用。検討した結果、ブリジュラスを殴らず削る手段として、宿り木の種にした。ブリジュラスがスカーフトリックされた後、引っ込めてから仕掛けてくるステルスロック+ドラゴンテールに対して削りつつ回復できるため、ステルスロックの定数ダメージをケアできるのも良かった。
・叩き落とすが無いせいで相手を倒せず負けた試合もあるので一長一短ではあるが、、蜻蛉返り火力なさすぎ。
※H：4n最大
D：特殊耐久が心もとないため余り全振り
S：準速ペリッパー抜き
・現環境ステルスロック撒きとして一番使いやすいと思い愛用している。
・持久力が壊れ性能であり、物理に対して抜群を受けてもテラス無しで2回以上動けることがあるのが偉い。
・ドラゴンテールと吠える両採用により、身代わりやフェアリー、身代わりのないサーフゴーを起点阻止で流せるようにした。
・テラスタルは虫。セグレイブに対して滅法強く、地震を半減で受けて持久力発動させつつ仕事ができるようになる。
※H：4n+1
A：ステロ込みA+1テラバーストでH244、B4振りカイリューを最低乱数以外１発
S：S+1で最速アローラキュウコン抜き
・本構築のメインエース。竜舞後の全抜き性能はさることながら羽休めで粘りながら毒ダメージを稼ぐこともできる。
・最初は身代わりを入れていたが、ブリジュラスと対面することが多く、有効打がなくて負けることが多発したため、地震に変更した。欠伸ガチグマがキツくなったが、対鋼に対する安定性が増したこと、2ウエポンになったことで攻撃する際にわざわざテラスタルしなくても良くなったことの恩恵が大きかった。
・後出しサーフゴーからトリックの覇気を感じたときはテラバースト即決。ステロやドラゴンテールである程度削っていればA+1で２発で落とせるのでそのまま裏の相手のカイリューも対処できる。
※HB：A特化カイリューのスケイルショット５発を超高乱数耐え
A ：ステロ込み悪テラス叩き落とすでCSサーフゴーを確定１発
S：最速赫月ガチグマ抜き
・初見ではまず読まれることがない、おそらく世界で自分しか使っていないハバタクカミが憑依したエルレイド。特性を正義の心にするためにわざわざ特性パッチまで使った。
・イダイトウが安全に高速移動できるようにするための介護要員。
・電磁波は必要に応じて。そうでないと相手に起点作成を警戒されてしまう恐れがある。悟られないようにするために即置き土産する試合も少なくない。
・ガチグマやポリゴン2が聖剣を嫌い、テラスタルでノーマルタイプを捨ててくれることが多数あり、自然とイダイトウのお墓参りの通りが良くなったのは評価したい。
・テラスタルは悪。イダイトウと一貫するゴーストへの耐性だけでなく、イエッサンやクエスパトラにも強いのが良い点。
※ハバタクカミがレギュH出禁になったせいで仕方なく使っていたわけではない...はず。
※HB：A無振りヘイラッシャのウェーブタックルを最大乱数以外身代わりが耐える
A ：いずれもお墓参りについて
ASガブリアスを確定１発
ステロ込みでCSブリジュラス、ASマスカーニャ、悪テラスASオオニューラを確定１発
S：高速移動１回で準速スカーフガブリアス抜き
・本構築の裏エース。カイリューではどうしても突破が困難なヘイラッシャ、アーマーガアを選出させつつ、対処を狙える。いろいろ検討したが、このポケモン以外の適任は見つからなかった。
・ノーマルタイプと低耐久でない悪タイプを除くと、呪いのお札お墓参りの火力が凄まじすぎるが故、高速移動後に撃ってるだけで勝てる試合も少なくなく、爽快だった。
・身代わりは対ヘイラッシャ用に必須であり、ヘイラッシャのまもるや欠伸のタイミングに合わせて身代わりできればその試合はだいたい勝ってた。
・ただ、悪テラス呪いだけはどうしても乗り越えることができなかったのでそれが今後の課題。黒バドレックス使ってる時もそうだったけど、イダイトウは環境の中心にいない時でも毎回巻き添えで対策されちゃってるのが可哀想ではある。
S：スカーフトリックをされたあと最速ブリジュラス、サーフゴー抜き
・サーフゴーやポリゴン２に強めで選出抑制を狙い採用した枠であり、選出率はかなり低めだが、たまに第３の軸として出すこともあり、それなりの活躍をしてくれた。
・ポリゴン2はそこまで選出されなかったが、サーフゴーは全く関係なく出ていたため、効果はそこまでなかったかもしれない。
・受け相手には挑発を駆使して崩していく。
■主な選出パターン
①Aプラン：
+
+
・基本選出として運用。以下はAプランを優先したい場合について
・赫月ガチグマやポリゴン2入り
・ミミッキュ入り
・ドドゲザンやサザンドラのようなウェーブタックルで押し切れない悪タイプ入り
②Bプラン：+
+
・Aプランで崩せる未来が見えないときに選出。以下の場合が多い。
・ヘイラッシャやアーマーガア入り
・オオニューラ入り(マスカーニャ+ブリジュラスが非常に動かしづらいため)
・セグレイブ入り(カイリューがテラス後も氷技に縛られるため)
例外：+
+
・ドヒドイデ入り受けループに対しての選出。挑発リレーでイダイトウまで繋ぐ。
(ドヒドイデがいない場合は→)
※実際はヘイラッシャ+ミミッキュ入りのようにA、Bの優先事項が組み合わさっている場合が多い。自分は基本的にはBパターンをやらなければならない要素があればそちらを優先していた。(オオニューラ、セグレイブ、ヘイラッシャ、アーマーガアなど)
■重いポケモン
・悪テラス呪いヘイラッシャ+オオニューラ：毒菱を回収されるだけでなく、イダイトウで攻めきれないので最も重い並び。
・キョジオーン：あまり見なかったが、受け系統なのにイダイトウで見れないから辛い。
・ママンロンゲのオーロンゲ：2戦遭遇したがマジで勝てなかった。捨て台詞+リフレクターやめてください。
■最後に
・今回の構築はレギュH開始時からベース案を組み、何度も試行錯誤した結果、ようやく形にすることができました。
・最終日はレート1950からスタートでした。過去一番のデフレ環境というのもあり、なかなか上げづらかったなあと思うところもありました。
・過去何度も60位の二桁安定ラインで止めていたため、今回こそはさらに上げると奮起し、30位台までグレードアップすることができました。次回はさらにその上までいきたいです。
・来期シーズン25は最終日が休めない仕事の日と重なってしまっているため、最後までやりきることはできませんが、レギュH最後のシーズンなので悔いのないようやっていきたいと思います。
ここまで閲覧いただきありがとうございました！
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