宵の明けやみ

ポの構築記事

S13最終63位(レート2107) 環境適応型ウルガモスタン

シーズン13お疲れさまでした。今回使用した構築をまとめましたので紹介します。
後述するウルガモスがエースの構築となっています。

■使用構築

■最終結
・TN:pogachan 最終63位/レート2107


・TN:ぼるか 最終114位/レート2078

■構築経緯
・シーズン13は主にカイリュー/ハバタクカミ/連撃ウーラオス/暁ガチグマ/炎オーガポン/パオジアン/サーフゴーから選択された構築、いわゆる「新BIG6」が環境の中心にいると思い、そこに対抗できる構築を組むことが必要と考えた。
・個々の型はプレイヤーによって様々なため、相手の型に大きく左右されず、相手のテラスタル発動を誘発しづらくする=読みを軽減して戦えることを求めた結果、ラムのみを持った岩テラバースト搭載のウルガモスが案として浮かんだ。このウルガモスを軸として構築を組み始めた。
ウルガモスステルスロック展開に非常に弱いので、厚底ブーツを持たせることが多いが、今回はラムのみのため、ステルスロックをケアすることが必要であった。そこで、キラースピンでステルスロックを回収でき、自身でステルスロック展開も行えるキラフロルを初手起点作成要員として採用。
・キラフロルから直接ウルガモスに繋ぐことが難しいカイリューや連撃ウーラオスを対処することができるブーストエナジー持ちのテツノツツミを中継要員として採用。
・今回のウルガモスではディンルーやランドロスなどはどうしても対処が難しいため、補完のエースとして、火力特化の命の珠持ちパオジアンを採用した。
・キラフロルが誘う地面の一貫を切ることができ、攻撃範囲が広く、対面性能が高いイカサマダイス持ちカイリューを採用。
・最後に、キョジオーンやチオンジェンのような高耐久+定数ダメージ系に強い隠密マント持ちサーフゴーを採用し、構築が完成した。

■個別紹介(選出率が高い順に紹介します)

キラフロル@レッドカード
特性:毒化粧
性格:臆病
ラスタル:草
実数値(努力値):159(4)-67-110-182(252)-101-151(252)
技:パワージェム エナジーボール キラースピン ステルスロック
・特性マジックミラーがいない限りほぼ毎回初手選出した。相手のステルスロックを牽制するとともに、自身はステルスロックを撒き、相手のマルチスケイルや気合の襷、頑丈を無効化して後続エースのサポートをする。
・副次的な恩恵として、特性毒化粧発動による毒菱展開もできる。
・持ち物をレッドカードにすることによって、攻撃してきたハバタクカミのブーストエナジーを無効化できる。ウルガモスが1舞で抜けたり、準速未満であればパオジアンで上を取れるメリットがあるため強力である。
・また、強制的に毒菱やステルスロックを踏ませて偶発的に出てきたカイリューや炎オーガポンをパワージェムで倒せることもあった。
・初手によく選出された暁ガチグマや連撃ウーラオスにはステルスロックを撒いただけで倒されることも多かったが、ステルスロックや毒菱を撒くだけでも役割を果たしているため、問題なしと捉えていた。
・最速にしているのは、①連撃ウーラオスのスカーフ判定ができること②遅い炎オーガポンや最速カイリューに対して上からパワージェムを打てること が主な理由。特に①は中継選出のテツノツツミが連撃ウーラオスに対して、水流連打をアンコールすべきかそうでないかを判断する上で重要な情報となるため、最速での採用となった。


テツノツツミ@ブーストエナジー
特性:クオークチャージ
性格:臆病
ラスタル:ゴースト
実数値(努力値):131-*-134-176(252)-81(4)-206(252)
技:ハイドロポンプ フリーズドライ 身代わり アンコール
・最強の素早さを武器にして、上からアンコールで相手の行動を縛り、積み展開を阻止したり、後続エースの起点を作ったりできる中継役適任のポケモン
・キラフロルが毒菱を撒けていれば、身代わりを絡めて毒ダメージを稼ぐ戦法もできるのが強かった。


ウルガモス@ラムのみ
特性:炎の体
性格:控えめ
ラスタル:岩
実数値(努力値):175(116)-*-100(116)-176(36)-126(4)-150(236)
技:炎の舞 テラバースト ギガドレイン 蝶の舞
※H:16n-1、B:余り
 C:11n(H実数値183連撃ウーラオスギガドレインで確定1発のライン)
 S:準速ウーラオス抜き
・この構築の主力。従来使用時はHBの耐久型を使っていたが、新BIG6環境を踏まえて素早さ調整と技構成を考え直した。
カイリューウルガモス前でテラスタルすることが少なかったため、ステルスロックを撒いていればAS振りならテラバーストで確定一発で倒せる。岩タイプになることで不意の神速にも耐性が付くのも良い。
・炎オーガポンはテラスタルをしてもしなくても岩が常に効果抜群なため、攻撃時の択が発生しづらいことから対処しやすく、相手が炎技読みでテラスタルしてきた試合は負けることはほぼなかった。岩タイプになることで蔦こん棒のダメージを軽減して無理やり蝶の舞をすることもできる。
・ハバタクカミは電磁波を打たれることが多いが、ラムのみにより一度なら無効化できる。先にある程度削っておけばそのまま処理できるし、エナジーを流した後に出てきた場合はラムのみを盾に無償で蝶の舞ができる。テツノツツミでムーンフォースをアンコールして死に出しができれば完全な起点となる。
・連撃ウーラオスは蝶の舞ができていればスカーフでも上からギガドレインで対処可能。ウルガモス=遅い、耐久振りのイメージが強いのかアクアジェットもあまり撃たれず、無傷でギガドレインでの処理ができる試合が多くあった。
・暁ガチグマは欠伸型であれば、起点にしてそのまま倒すことができる。チョッキ型はノーマルテラスをされなければなんとか対応できる。


パオジアン@命の珠
特性:災いの剣
性格:意地
ラスタル:電気
実数値(努力値):155-189(252)-100-*-86(4)-187(252)
技:氷柱落とし テラバースト 不意打ち 剣の舞
・新BIG6以外の構築も多いため、ウルガモスが刺さらない構築もあった。その時のエースとして、この珠パオジアンが強力であると感じた。電気テラバーストを合わせることによって広範囲を対応することができ、苦手意識のあるヘイラッシャも対応することができた。
・剣の舞を搭載したことによって、崩しの役割も担っている。キラフロルがこだわりサイコショックサイコキネシスで倒されたときはそのまま起点にして崩す試合も少なくなかった。


カイリュー@いかさまダイス
特性:マルチスケイル
性格:意地
ラスタル:鋼
実数値(努力値):175(68)-198(204)-116(4)-*-121(4)-129(228)
技:スケイルショット アイアンヘッド 地震 神速
※H:16n-1、A:11n
 S:S+2時に臆病4振りブーストエナジー持ちハバタクカミ抜き(竜舞採用時の調整のため、あまり意味なし)
・キラフロル展開をしないと決めた時には初手選出することが多かったが、特に明確な採用理由もなく「カイリューだから」という理由で構築に組み込んだため、要検討枠かもしれない。


サーフゴー@隠密マント
特性:黄金の体
性格:控えめ
ラスタル:フェアリー
実数値(努力値):191(228)-*-116(4)-170(12)-134(180)-115(84)
技:シャドーボール 気合玉 悪だくみ 自己再生
※HD:臆病C252テツノツツミのハイドロポンプを超高乱数2耐え
 C:ステルスロック込みで耐久無振りイーユイを気合玉で確定一発
 S:だいたいの耐久系カイリュー/サーフゴー抜き
・チオンジェンやキョジオーンを明確な役割対象としているため、多くは選出していないが、出した試合は目論見通りの役割を果たしてくれた。
・気合玉にしているのは、後出しイーユイにアドを取りたかったため。

■基本選出
・対 新BIG6:キラフロル/テツノツツミ/ウルガモス
 終盤は新BIG6ばかりマッチングしていたため、最も多い選出パターンとなっていた。
・地面枠がディンルーorランドロスであったり、ドヒドイデやヘイラッシャがいる場合:キラフロル/テツノツツミ/パオジアン
・対 受けループ:テツノツツミ/キラフロル/パオジアン
 キラフロルでステルスロックをケアしつつ撒き、毒菱も回収する。場が整ったらヘイラッシャ後出し読みで 
電気テラバーストをひたすら撃つ。これで基本対応できたので苦手意識はなかった。
・キョジオーン、チオンジェン入り:キラフロル/テツノツツミ/サーフゴー
 レッドカードでチオンジェンを引っ張り出せれば毒を入れることもできる。

■最後に
・今回の構築は藍の円盤が配信される2日前くらいに組み、以降はずっと使っていました。途中でカイリューの調整を少し変えた以外は何も変更がなかったため、個人的にはカイリューを除いて完成度が高かったのではないかと感じています。
・最上位戦一歩手前で終わってしまったのが悔しいので、環境が大きく変わるレギュF環境で改めて頑張っていきたいと思います。

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